探偵が撮影した写真やビデオって高性能すぎるんですが、どんな機材を使ってるんですか?
探偵が集める証拠の数々は、例えば表情までしっかり分かる写真や、二人の密会している様子が克明に記録された動画など、どれも精度の高いものばかりです。
このように精度の高い写真や動画をどのような機材を使って撮影しているのでしょうか?
そこで今回は、探偵が使用している「ビデオカメラ」について紹介します。
探偵が使っているビデオカメラとは?
「望遠力」「暗視撮影」の2性能が重要
テレビや小説などのイメージから、探偵が使用するものといえば、遠くを見るために必要な望遠カメラや、暗いところで撮影をする暗視カメラを想像する人も多いでしょう。
いつでも晴れた日の明るい中で撮影をするわけではないため、実際の調査現場でも、この2つの機能は大変重要な要素となっています。
深夜であったり、街灯の少ない薄暗い場所であったりと、撮影条件としては最悪とも言えるような場面で、撮影するチャンスはめぐってきます。
そんな時にしっかり証拠が押さえられるような高性能のビデオカメラを、探偵は使用して調査活動を行っています。
また望遠機能も光学ズーム40~60倍のものを使っているところが多いようです。その他にはコンパクトさや記録できるメモリー容量も重要です。
探偵には「SONY製」のビデオカメラを使うことが多いです。
ビデオカメラを使用する理由は?
重要な場面を残さず記録するため
探偵に頼んだ以上、依頼者はクオリティーの高い証拠を求めます。
浮気調査においては、不貞行為をしている最中の記録が一番の証拠となりますが、実際にそんな場面を撮影することは困難です。
そこで、ホテルや自宅に入ってから出てくるまで時間を記録することが多く、ビデオカメラであれば日時や時間の情報とともに記録をとることが可能です。
また尾行車両で追跡中に、急に進路方向を変えられたという場合、カメラでは追いかけ続けることが難しいのですが、ビデオカメラなら撮影を続けることが可能でしょう。
監視調査では、例えばいたずらや防犯目的とする場合、被害があった時間や場所を定点カメラなどで撮影します。また人物を監視する場合は、鞄(かばん)にフルハイビジョンカメラを搭載し、尾行して記録します。
撮影をするのに必要な技術とは?
撮影能力+探偵の3つの調査技術も重要
浮気調査や監視調査の証拠として撮影するには、どんな場面にも対応できる優れた撮影能力が必須です。暗闇でも、遠くからでも、確実にターゲットを撮影するためには、機材だけでなく撮影する技術も重要となってきます。
さらに、探偵業法によって定められている「聞き込み」「尾行」「張り込み」の3つの技術も、確実な証拠を集めるためには必要です。
例えば相手の人物を認識したのち、その後の決定的な証拠を収めるために「尾行」してその瞬間を伺います。相手に気づかれないように、事前に場所や人物を把握し、行動を分析するために、事前に「聞き込み」を行なう場合もあります。
「尾行」した結果、ホテルや浮気相手の自宅などに入った場合は、監視調査のように「張り込み」を行ないます。いつ出てくるかわからないため、探偵には忍耐力や粘り強さというものが不可欠となってきます。
このように、探偵は優れた調査スキルを発揮して、証拠を収めていくのです。
裁判で通用する証拠とは?
探偵に調査を依頼した人の中には、裁判で勝つための証拠を必要としている人もいます。
ではいったいどのようなものが、裁判で通用するものなのでしょうか。
前提とし、違法な手段で集めた証拠ではないことが挙げられます。違法調査で集めた証拠は、裁判では認められません。
そして、相手が事実だと認めざるを得ないもの、例えば顔や場所、時間などが明確であるものが証拠として意味を持ちます。
ぼやけていたり、暗くてはっきりと誰だかわからない写真や動画では、証拠能力は低くなります。
また浮気調査では1回程度、ホテルの出入りを撮っただけでは否定されたり、証拠として認められないことがあります。そのためひとつだけの証拠でなく、複数の証拠を用意する必要があります。
ビデオカメラの撮影料金は?
基本的に、探偵に依頼すると、機材代のほかに調査費用も必要です。
ただ多くの探偵社では、ビデオカメラ撮影のみの費用請求ということはなく、調査内容の一部として組み込まれていることがほとんどです。
料金体系は探偵社や調査内容によって違いますが、パック料金の中にビデオカメラ撮影代が含まれていたり、別途オプションとして付ける業者もあります。
まず依頼する前に調査内容を相談した上で、調査費用にはどのような項目が含まれるのか、しっかり確認することをおすすめします。
探偵のビデオカメラと証拠まとめ
・探偵は、確実な証拠を収めるために高性能なビデオカメラを使用している
・裁判で通用する証拠を集めるために、探偵の調査技術が必要
・ビデオカメラによる撮影費用は、調査費用に含まれる場合が多い
探偵に頼まずに自分でビデオカメラを使って証拠を撮ることも可能ですが、その後の裁判でも通用する決定的な証拠が欲しければ、技術力のあるプロに任せた方がよいでしょう。
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