尾行って難しいですか?自分でもできますか?探偵にお願いすると、費用はどのくらいかかりますか?
探偵の調査方法の1つである「尾行」。尾行というと、雑踏の中を、対象者の後を気づかれないようについていくというイメージが強いかもしれません。
しかし一口に尾行といってもの種類があり、探偵は状況に応じて使い分けて調査を行っています。
色々な調査活動において使われる「尾行」についてまとめてみました。
尾行はどんな時に行われるの?
探偵が尾行を行なう場合は、対象者に顔を覚えられないようにするために、1人ではなく2人以上で交替しながら調査します。
対象者に気づかれたら失敗となってしまうため、「尾行している」ということを察知されないよう、細心の注意を払いながらの調査になります。
探偵の調査は「尾行」「張り込み」「聞き込み」の3種類で行われますが、多くの依頼に対して尾行は有効な調査手段です。
実際にどのような「尾行」が行われるのか、3つの例を紹介します。
1)浮気相手を特定し、浮気の事実を確認する浮気調査
浮気の事実確認、浮気しているのであれば浮気相手の特定などを目的として、浮気調査では尾行が行われます。
まず対象者の行動パターンを確認するために、会社を退社するのは何時くらいか、その後帰宅するまでの行動パターン、浮気する可能性があるのはどのタイミングかなどを依頼者から確認します。
自宅、会社、密会場所と疑われる場所などを事前に下見するといった、調査活動前の準備を行った後、尾行を開始します。
数名でチームを組み、時には変装や買い物袋などの小物を使って尾行を行い、依頼に対する報告となる事実を確認します。
2)子供がいじめられている?その実態を調査
子供はいじめられていても、なかなか周囲にはその事実を相談しにくいものです。
もし、「自分の子供がいじめられているのではないか?」という疑念を持っても、直接直接 子供に聞いても、「心配をかけたくない」という理由から答えてくれない可能性があります。
また、最近のいじめは陰湿化が進み、なかなか人の目に触れない場所で、加減を知らない子供達によってエスカレートしていくこともあります。
親として心配でたまらないでしょうが、しかしいざ自分達で調べるとなると、親の顔はほかの子供たちにも知られていることが多いため、事実を突き止めるのは難しいでしょう。
そこで、探偵の「子供見守り調査」が頼りになります。
顔の知られていない探偵が、放課後など子供がどこで一体何をしているのかを、友達との関係はどうか、様子をうかがいながら尾行して記録をしていきます。
どんなに巧妙にいじめを隠そうとしても、プロの鋭い調査力の前では、隠しきれるものではないでしょう。
3)住んでいる場所が離れている高齢の親が心配で調査
都会と田舎というように、離れて住んでいる場合は、親が高齢になってくると、その生活ぶりに不安を覚える人もいるでしょう。
判断能力の低下によって日常生活がスムーズにできなかったり、車を運転する機会が多ければ、事故の心配もあります。
そこで、高齢の親が普段どのように過ごしているかなどを調査する「老人の見守り調査」があります。
対象者が買い物へ行く際に、探偵が尾行をし様子を伺います。
お店に行くのに少し体力がきつそうだという事や、車の運転をした際の反応が少し鈍い、また電車やバスなどで間違った切符を買ってしまうなど、判断能力に問題があることに気づくことができ、その結果が免許返上を促したり、認知症の早期発見などに繋がります。
探偵が行う尾行の種類とは?
探偵が行う尾行には、大きく分けて車両尾行と徒歩尾行があります。
車両尾行は基本的に100~150mの間隔を開けて尾行し、対象者のバックミラーに映らないようにしたり、道路脇の店に入るふりなどのカモフラージュを重ねて、念入りに尾行します。
徒歩尾行は車両尾行より難易度があがり、基本的には対象者の足元をみて尾行をします。振り返られた際にも違和感なく自然に振る舞えるようにすることが重要です。
時には携帯電話や雑誌などを利用したり、買い物袋を提げて帰宅を装ったり、対象者に怪しまれないよう、近くにいたとしても不信感を与えないようにします。
探偵の尾行はバレないの?
尾行のプロである探偵は、調査中、常に周囲の人間を観察しています。そのためその現場に違和感なく溶け込むことができます。
また尾行を行う際は1人ではなく、数人のチームで動いています。対象者に顔を覚えられないよう気を配り、入れ代わり立ち代わり後をついていくわけです。
つまり、探偵が尾行中に気づかれる確率は低いでしょう。
後をつけても犯罪にはならないの?
(定義)
第二条 この法律において「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。
引用元:総務省行政管理局(電子政府の総合窓口:e-Gov)
探偵の調査活動の1つである尾行は、探偵業法の範囲内で行なう以上問題はありません。ただし対象者が不安や迷惑と感じるような方法で、つきまとったりした場合は違法になる可能性があります。
イメージとしては、ストーカーに近い形で、明らかにバレているのに尾行をするという方法が犯罪になるということです。
ですが、基本的にはプロの探偵が調査するためバレる可能性はかなり低いです。そのため、安心して依頼することができます。
費用はどのくらい?
探偵事務所によって、また依頼する調査の内容によって、費用は変わってきます。尾行は調査活動の一環として行われるものですから、尾行に対していくらかかるというようなことはありません。
例えば、浮気調査を依頼した場合、調査時間と調査員の人数によって、費用が変わってきます。
低価格をうたう探偵事務所もありますが、まずは、どのようなことで悩んでいるのか無料相談を利用して、相談してみることをおすすめします。その上で、見積書を作成してもらうとよいでしょう。
ほとんどの探偵事務所で見積りも無料で作成してくれます。
見積書は1社だけでなく、複数の探偵事務所に作成してもらい、さらに、調査終了後に追加料金はないかといったことも確認しておくとよいでしょう。
自分で尾行する方法
探偵に頼まず、自分で尾行調査をするとした場合は、いくつか注意すべきポイントがあります。
一番大事なことは、調査中は平常心を保つということです。特に浮気調査や子供の見守り調査などの場合は、不安や疑念で心が乱され、冷静に尾行を続けるということが難しくなりがちです。
その結果、対象者に気づかれ尾行に失敗してしまうかもしれません。
少しでも平常心でいられなくなると感じることがあったら、自分で行うのではなく、プロに依頼した方がよいでしょう。
探偵に依頼する事と自分で調査する事の違い
探偵に依頼するのと、自分で調査するのとではかなり結果が変わってきます。
もちろん自分で行う場合は、対象者に顔が知られてしまっているので、徒歩で尾行するのであれば距離を取る必要があります。その結果、すぐに対象者を見失ってしまうかもしれません。
また車両尾行では、普段使っている車は使えないため、レンタカーを利用したりすれば当然費用がかかってきます。お金をかけて、しかし結果が失敗に終わってしまったら大変です。
その点、探偵であればもともと顔も車も知られていない上に、プロとして確実に証拠を得るために細心の注意を払って調査をしてくれます。
費用は掛かってしまいますが、手間と時間をかけて失敗してより一層気持ちが荒むよりも、調査については探偵に任せてしまった方がよいのではないでしょうか。
探偵の尾行まとめ
・探偵が尾行を行う際は、対象者に気づかれないよう細心の注意を払って行う
・自分で尾行する際の注意点を押さえよう
・心配なことがあったら、探偵の無料相談を利用してみよう
尾行は、浮気調査から子供の見守り、そして老人の見守りなど様々な場面で行われています。自分だけでは解決できない悩みがあれば、まずは探偵の無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。
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