探偵による盗聴捜査の実態は?相場や悪徳業者の判別方法をおさえよう

探偵による盗聴捜査の実態は?相場や悪徳業者の判別方法をおさえよう
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相談者

盗聴されてるかも?と不安になったら、探偵を頼ればいいの?

家にいると誰かの視線や気配を感じる、もしくは電話やネットがよく途切れるなといったことは身近で起こっていませんか?これらはもしかすると盗聴をされているかもしれません。そこで探偵業務の中でも、今回は盗聴に関する調査についてまとめてみました。

目次

盗聴とは何か?

そもそも盗聴とは何を指すのでしょうか?
言葉の通り、他人の会話や生活音などを「盗み聞く」ことを指します。
盗聴の手段として最近は電波を使ったものが多くなっています。例えば、対象の部屋に盗聴器を設置して離れた場所で音声を拾うというものです。

ちなみに受信機を用いて無線通信(コードレス電波等)の電波を受信することは、盗聴ではなく傍受になります。2022年10月現在の日本では、この傍受を規制する法律はなく、盗み聞きするだけの行為は合法とされています。

盗聴は違法なのか?

盗聴は基本的に違法になります。しかし幾つか注意点があります。
まず盗聴は、情報を知り、その情報を外部に流したときに初めて違法になります。ですから、情報を盗み聞いただけでは、盗聴で捕まることはありません。このことは少し意外に思うかもしれません。

ただし、盗聴で捕まらなくても他の罪で捕まるケースは十分に考えられます。例えば許可なく他人の家に盗聴器を仕掛けた場合です。この場合、許可のない他人の家に侵入した罪で「住居不法侵入罪」に問われます。また許可なく部屋に設置しているので「器物破損罪」にも問われるでしょう。

それ以外でも「電波法」「電波事業法」に抵触する可能性が高いです。
このよう盗聴行為は違法となる可能性は高くなっています。

探偵は盗聴器を使用しても良いのか

探偵は警察と違い、捜査の限界が一般人と変わらないので、対象者の自宅に直接盗聴器を設置するようなまねはできません。

しかし、例えば浮気調査の場合、同居している自宅に盗聴器を設置することがあるようです。これは配偶者の部屋の近くに盗聴器を仕掛けることで、浮気相手とのやりとりなどをチェックすることができます。

調査依頼主の許可で自宅に入っているので、「住居不法侵入罪」には問われることもありません。
しかし、一歩間違えれば訴えられる可能性もあるため、探偵事務所ごとに対応は異なっています。

探偵による盗聴器発見トラブルの防ぎ方

探偵が調査方法の1つとして盗聴器を使用する一方で、盗聴器を利用した悪徳手口もあるようです。
自分の部屋が「盗聴されているかもしれない」という不安心理を突いて、悪徳の探偵事務所や興信所がだましに掛かってくるケースがあるそうです。

実際にあったケースから確認

実際にあった悪徳探偵のケースを確認してみましょう。
住宅街に住む女性の元に、盗聴器発見をうたう探偵事務所のスタッフが現れます。そのスタッフが「この家に盗聴器が仕掛けられている」というのです。調査費用は5万円でした。

女性は不安になり調査を依頼します。数十分後にスタッフが戻ってきました。「やはり盗聴器が仕掛けられていました」そういって盗聴器らしきものを見せてきました。

女性は発見してもらったことにあんどしますが、その後「それでは撤去費用と合わせて14万円になります」といわれます。何と調査費用と合わせて撤去費用まで請求されてしまったのです。

正規の業者であれば、むこうから訪ねてくることはほぼありません。このケースのように探偵業者から訪ねてきた場合は、怪しいと思い断る方が良いでしょう。

探偵による盗聴器発見調査の料金相場

盗聴器発見にかかる調査費用は、会社にもよりますが、見つける受信機のタイプによって調査費用が変わるところが多いようです。更に盗撮器や高精度の盗聴器を調査するのは、高い費用が掛かるようです。

名探偵

家の間取りや調査する電波の種類等で値段が変わるのが一般的です。

大手探偵事務所の料金比較

事務所名料金
第一探偵事務所5,000円~
ISM(イズム)調査事務所18,000円~
株式会社原一80,000円~
料金比較

かなり探偵事務所によって料金の幅が広いです。これには幾つか理由があります。ひとつ目に調査の質やサービスの違いです。

 ふたつ目は、追加料金やその他の経費が含まれているかです。特にふたつ目は注意が必要です。探偵社によっては盗聴の料金以外に、調査員の費用や車両費を請求される場合もあります。

更に成功報酬など、後日追加で請求される場合もあります。見積りの際は全額で幾らなのか、追加料金は発生するのかを確認するようにしましょう。

探偵による盗聴器の仕掛け方

探偵による盗聴器の使用は、先ほど述べた通り家の内部に設置するとかなりの確率で違法になってしまいます。そのため、もし探偵が設置するとなると家の外、外部になるでしょう。

外部に設置するとなると、一番設置しやすい場所は電話線付近になります。電話線なら大体の家庭の近くにあり、保安器ならば電柱の上に仕掛ける必要もありません。また集合住宅の場合は水道、電気、ガスなどのメーター付近になるでしょう。これらのドアの付近やパネルの周りに設置しているケースも見受けられます。

また探偵業者から依頼されて身内が、自宅内に設置しているケースも考えられます。この場合は、物陰などの隠しやすい場所が多いようです。またコンセントに接続するタイプもあり、これなら半永久的に稼働させることが可能です。

盗聴器発見のまとめ

盗聴器の発見は、高価な調査依頼になる可能性があります。悪徳業者も存在しますから、心配なことがある場合には、事前にしっかりと確認してから依頼するように心がけてください。

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