いじめの原因は?子どもを守るために親ができること

いじめの原因は?子どもを守るために親ができること
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相談者

「いじめ」にはどんな理由がありますか?学校にはどう相談すればいいでしょうか。

学校では様々ないじめが起きているのですが、そもそもいじめが起きてしまうのはいじめる側に原因があるケースが多いとされています。子供がいじめにあっていることに気づいたら親はどうすればいいのでしょうか。

今回はいじめの原因と子どもを守るために親ができる対策について解説していきます。

目次

いじめの原因は?

子どもが誰かをいじめる場合、そこには何らかの原因があります。それはいじめられる側にある場合もありますが、ほとんどの場合がいじめる側の意識であったり性格または家庭環境が大きく影響しています。

そのためまずはなぜ子どもがいじめをするのか、その原因を把握することが解決するための糸口になっています。

違いを受け入れられない

人は本能的に自分と違う部分を持っている相手を受け入れられず、怖がってしまうという傾向があります。例えば髪や目、肌の色の違いなどの見た目はもちろん、性格や身体的な特徴、行動のほかにも障がいの有無が挙げられます。

このため自分と違う相手に対して攻撃的な態度や行動をとることで、自分を守ろうとした結果がいじめに発展するケースもあるようです。

ストレス解消

子どもは大人と同じように何らかのストレスを抱えており、中にはうまくストレスを発散できずに相手に当たり散らしてしまう場合もあります。

そのような行為がエスカレートしてほかの子どもをいじめてしまうという結果に及んでしまい、いじめを一種のストレス発散として行っているのです。

家庭で罵声や暴力が当たり前

子どもが行ういじめには家庭環境も少なからず影響を与えており、特に親が子どもに対して罵声や暴力を日常的に振るっているケースは注意が必要です。

親が行う罵声や暴力が子どもの中では当たり前と認識されてしまう恐れがありますし、間違った愛情表現と考えてしまう可能性があります。

そのため、本人はいじめているつもりではなく遊びや優位に立つ手段として自分がされていることを同じように友達にしてしまうということも考えられます。

周りの友達に合わせている

いじめは個人で行われているものもあれば集団で行われているものも多く、そのような集団でのいじめの原因として言われているのが「周りの友達に合わせているため」です。

これは自分たちもいじめに加担しなければいじめられてしまうという恐怖感もありますし、集団心理によっていじめは悪いことではなく遊びで行われているものと認識している可能性もあります。どちらにしても友達に合わせておけば安心できるという気持ちから、集団でのいじめが起きているようです。

親に干渉されすぎている

親が先回りして全てを用意しておくなど、親が過剰に干渉してくる環境は子どもにとって心理的な悪影響を与えると言います。

特に過保護や過干渉は子どもの「物事を我慢する力」を奪ってしまうため、友達の些細な行動や言動怒りを抑えられずにいじめへと発展させてしまうようです。

またストレス耐性も弱くなってしまうため、ストレスから解放されるためにいじめをしてしまう子どもも多いと言います。

想像力の欠如

ほかにも最近問題視されているのが、「想像力の欠如」です。通常は道徳的に「自分がされたら嫌なことは相手にしない」と教えられており、いじめられた側の立場に立って想像すれば自然といじめは行わなくなるものです。

この想像力が欠如している子供の場合は「何故いじめをしてはいけないのかわからない」、「いじめられた側の気持ちがわからない」などの心理が働き、いじめに対する罪悪感が欠如してしまっている子どももいます。

学校への上手な相談方法は?

もしも自分の子供がいじめられていた場合、どのような原因があろうといじめ問題を解決する必要があります。そのためにはいじめの現場となっている学校側に相談する必要があるのですが、上手に学校側に相談するためにはどうすればいいのか、紹介していきます。

いつ、誰に、何をされたのか記録する

まず学校側に相談するためには、いじめに関する情報が必要です。最低限でも「いつ(いつから)」、「誰に(主犯や関わっている子どもたち)」、そして「何をされたのか」をいじめられている子どもから聞き出さなければいけません。

子どもにとっては思い出したくないことや話したくないこともあるので、無理に聞き出すのではなく少しずつ話を聞いたり日記をつけているのであればそちらを参考にして時系列での記録を作成します。

担任に対して事実関係を伝える

記録を元に、まずは子どもの担任に対していじめが起こっているという事実関係を伝えていきます。

ただ事実関係を伝えても教師によっては解決に積極的な人もいれば消極的な人もいますし、担任では対応できる内容にも限界があります。

そのためまずは「担任に相談した、いじめの事実関係を伝えた」という実績を作る意味で相談すると考えた方がいいようです。

学校側との面談をする

担任に事実関係を伝えたけれども解決しなかった場合や直接学校側と話をしたい場合は、教頭や校長などの上の立場の人たちも交えて面談を行います。

名探偵

記録していた資料を2部用意しておくことで、一部は紛失してしまった時の予備として保管しておきます。

そして面談では記録の提出だけではなく、怪我があったり物を壊された時の写真または現物なども一緒に提出すると効果的です。

教育委員会へ相談することも視野に入れる

学校側との面談や話し合いで解決しない場合は、さらに上の機関である教育委員会に相談するというのも一つの手です。

ただしこれはあくまでも最終的な手段なのでいきなり教育委員会に相談するのではなく、あくまでも視野に入れておく程度にしておきます。

子供を守るためにできること

探偵事務所に調査依頼して証拠を獲得する

担任や学校側に記録や状況を説明・提出するためには、第三者も納得するための証拠を手に入れる必要があります。学校や放課後の子供たちの集まりなどで起きている場合は親が証拠をつかむことは難しいので、探偵事務所に調査を依頼する方法がおすすめです。

探偵事務所は、子供が放課後に何をしているのか、尾行張り込みなどで行動調査を行います。子供たちの間で起こっているトラブルを確することができる可能性もあります。

調査結果を有効活用する方法

探偵事務所による調査結果を有効に活用するためには、学校側と加害者である子どもとその親が集まっている場で公開することが挙げられています。裁判でも使える調査結果なので提示されれば逃げ場はなくなりますし、複数枚用意しておけば紛失してしまっても問題ありません。

また教育委員会に提出する時にも利用できるので、必ず予備を保管しておくのが大切です。

いじめの原因と親にできることまとめ

名探偵

・いじめはする側に様々な原因がある
・子供がいじめを受けている場合はまず事実確認と記録を作成する
・記録を使って担任や学校側と面談することが大切
・証拠集めには探偵事務所による調査がおすすめ

探偵事務所では周囲に気付かれることなく有効な証拠が集められるので、うまく利用していくのがおすすめです。

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